とあるオタクの競馬日記

競馬予想ブログです。主に重賞について、「データと調教」から予想します。競馬予想は遊びじゃない!

皐月賞の全頭評価

おはようございます、かずやです!
いつもお世話になっております。

明日は牡馬クラシック第一弾、皐月賞ですね!
桜花賞同様にこちらも全頭評価を行いたいと思います。
また、桜花賞の時にはすっかり忘れていたのですが、今回は前哨戦の評価も載せておこうと思います。
※以下、編集の都合上、本編ではです・ます調ではなくなり文章の統一感が薄れますがご容赦ください。

 

 

【前哨戦評価】

ホープフルS 
勝ち時計 2:00.6 過去10年最速タイム
メンバーレベル:高い

有力馬含め今年の皐月賞出走馬が8頭も出走していたレースだったので、メンバーレベルは高いといって問題ないだろう。勝ち時計も前半の1000メートル通過が1:00.1と平均ペースでありながら過去10年で最速なので中身の濃かったレースだと言える。特に上位2頭は抜けていた印象。同じようなレースができれば勝ち負けになるレベルだろう。

京成杯 
勝ち時計 2:01.3 過去10年で4番目のタイム
メンバーレベル:低い

皐月賞に駒を進めたのがオニャンコポンとトーセンヴァンノの2頭。権利がありながら回避した馬もいるとは言えレースレベルには疑問が残る。さらに勝ち時計は水準レベルであるものの、今年は他の前哨戦も速いタイムが出ているので見劣りする。皐月賞で馬券内突入にはかなりの成長が必要だと考える。

きさらぎ賞 
勝ち時計 2:00.5 昨年より0.5秒速い
レースレベル:やや低い

京都競馬場が改修工事に入ったためここ2年中京で開催されているレース。想像通りのマテンロウレオ、ダンテスヴューの一騎打ちで終わったなという印象。他があまりにも大したことないメンバーであった。

 

共同通信杯 
勝ち時計 1:47.9 過去10年で8番目のタイム(ただし稍重
レースレベル:やや高い

皐月賞に駒を進めた上位3頭を含め高素質馬が揃った一戦。勝ち時計こそ過去10年で8番目と遅かったが、この日はかなりの雨が降っており、重に近い稍重だったので仕方が無いと言えるだろう。昨年の勝ち馬エフフォーリアの0.3秒差ならレースレベルに疑問を覚えることもないだろう。評価したいのは1.2着の2頭。特に勝ったダノンベルーガは2戦目にもかかわらず実績馬相手に強烈な末脚を披露して完勝している。今後も大箱の舞台では注目したい一頭だ。

弥生賞 
勝ち時計 2:00.5 過去10年で2番目のタイム
レースレベル:やや高い

朝日杯の勝ち馬ドウデュースを筆頭に、京都2歳Sの勝ち馬ジャスティンロックやきさらぎ賞の勝ち馬マテンロウレオ等、重賞やオープンで勝ち負けしてきた馬が揃ってメンバー的に悪くなかった。勝ち時計も過去10年で2番目に早くホープフルSより0.1秒早いので振り返ってみればハイレベルな一戦だったと言える。特に初の敗戦を喫したドウデュースは、4角でポジションを下げながらもクビ差の2着まで詰めていたので本番に向けて万全のリハーサルができたと言えるだろう。

スプリングS 
勝ち時計 1:48.4 過去10年で5番目タイのタイム
レースレベル:やや低い

前に行った2頭がそのまま残した典型的な前残りレース。勝ち馬がここまで善戦続きだったビーアストニッシドなので、単純計算ではあるがこの馬に負けた馬たちは本番で出番なしということになる。タイムも平凡であり、もしかすると後述の若葉Sよりレベルが低かったのではないかと考える。

 

若葉S 
勝ち時計 2:00.2 過去10年で4番目のタイム
レースレベル:やや低い

岩田Jの勝利ジョッキーインタビューの影響で異様な注目をされてしまったレース(笑)。あの口ぶりからデシエルトに相当な手応えを感じているのだろうがあくまで若葉Sの馬質での完勝。同型もいる皐月賞でハイペースに巻き込まれた時に対応できるかどうかは些か疑問である。



【全頭評価】

1枠1番 ダノンベルーガ
2戦2勝(2.0.0.0)

共同通信杯の勝ち馬。新馬戦、共同通信杯と強烈な末脚で2連勝を決めている。あの脚を使えるのだから能力はかなり高いのだろうが、キャリアの浅さ、回避予定からの急遽の出走、初の右回り、初の多頭数、そのうえ最内枠と不安点は多い。抑えまでの評価としたい。

 

1枠2番 アスクビクターモア
5戦3勝(3.0.2.0)

弥生賞の勝ち馬。中山は3戦無敗。前走は無敗の2歳王者ドウデュースの追撃を凌いで勝利を収めている。先行押切を得意とするいわゆるらしくないディープ産駒と考える。前走での行きたがる面がやや不安ではあるが、逃げたい馬が3頭いるので淀みないペースになりそうなのはプラス材料。さらに内枠を引いて前に壁が作れる理想的な展開になりそうだ。掲示板内は確保しそう。

 

2枠3番 トーセンヴァンノ
11戦1勝(1.2.1.7)

典型的な2歳夏に稼ぎすぎてその後ダメなタイプ。能力が足りないので黙って消し。

 

2枠4番 キラーアビリティ
4戦2勝(2.1.0.1)

ホープフルSの勝ち馬。差して良し先行して良しの自在性がある脚質の持ち主。未勝利戦の衝撃のレコード勝ち、萩Sでのダノンスコーピオンとの一騎打ち、ホープフルSの鮮やかな先行抜け出しと、ここ3戦能力の高さが際立っている。ホープフルからの直行はここ数年のトレンドであり、ホープフルを勝って皐月賞直行は調教師が描いていた理想図なのでローテに問題はなし。逃げ馬を見ながら7.8番手を気分良く走れば自ずと結果はついてくるのではないだろうか。重い印を打ちたい。

 

3枠5番 グランドライン
7戦1勝(1.1.1.4)

もうちょっとやれるかなと思っていたが重賞では力不足。黙って消し。

 

3枠6番 ジャスティンロック
4戦2勝(2.1.0.1)

京都2歳Sの勝ち馬。その時の勝ち時計、メンバーともにレベルが低かったため能力を疑っていたが前走の弥生賞では4着と掲示板を拾っており、重賞でも戦えるという評価に切り替わった。ただし、ここ2戦は外を回す大味な競馬で好走、新馬と未勝利は小頭数でのレースであったことから、他頭数がどうか。特に、もまれ弱いとされるリオンディーズ産駒だけに真ん中の枠はマイナス要素だろう。今回は見送りか。

 

4枠7番 ボーンディスウェイ
6戦2勝(2.1.2.1)

弥生賞の3着馬。

4枠8番 ダンテスヴュー
4戦1勝(1.2.0.1)

きさらぎ賞2着馬。クロウキャニオンは、昨年の皐月賞5着馬ヨーホーレイクや、カミノタサハラなど3歳のこの時期に活躍する馬が多く名牝だなと思う。ただしGⅠには縁が無く、今年のダンテスヴューも勝ち負けには疑問符。掲示板までか。

 

5枠9番 サトノヘリオス
5戦2勝(2.0.1.2)

スプリングSの3着馬。ホープフルSの13着からきっちり巻き返したもののビーアストニッシドから離された3着で底が知れたと感じる。メンバーも揃っているので無印でいきたい。

 

5枠10番 ジャスティンパレス
3戦2勝(2.1.0.0)

ホープフルSの2着馬。初の他頭数レースでも他の馬に臆することなくしっかりと2着を確保したところが最大の評価ポイントだろう。やや追われてからの反応が鈍いように見えるので好走できるかどうかはデムーロの手腕にかかっていると考える。3連系の抑えには入れておきたい一頭だ。

6枠11番 オニャンコポン
4戦3勝(3.0.0.1)

京成杯の勝ち馬。前走は大外から豪快な差しっぷりであったがメンバーレベルは低く、タイムも平凡。皐月賞で上位争いをするには、1秒近くタイムを詰めることが求められそうなだけに厳しい戦いになりそう。基本的には無印。

 

6枠12番 ドウデュース
4戦3勝(3.1.0.0)

朝日杯FSの勝ち馬で弥生賞2着馬。前走は負けて強しの一戦。4角でポジションを下げた時にハーツクライ産駒の悪いところが出たかと思ったが、直線ではしっかりと差し脚を伸ばしてクビ差の2着。この敗戦で脚を計れたのが大きな収穫だ。もちろん重たい印を打ちたいと考えている。

7枠13番 ビーアストニッシド
6戦2勝(2.1.2.1)

スプリングSの勝ち馬。コンスタントに重賞を使われており、京都2歳S2着、シンザン記念4着、共同通信杯3着と成績も上々。世代の物差しとも言える存在だろう。一定以上の能力があるにもかかわらず人気の盲点になりやすいため、おいしい馬ではあるのだが流石に使われすぎて余力が残っているか疑問。さらに主戦の岩田Jが同型のデシエルトを選択しているところからも察するところがある。今回はノーマークでよさそう。

 

7枠14番 ジオグリフ
4戦2勝(2.1.0.1)

共同通信杯の2着馬。その前走はダノンベルーガに完敗だったが、他馬より1キロ重い57キロを背負ってのものであり、3着馬には1と1/2馬身差をつけているのだから悲観すべき内容ではない。札幌2歳Sを圧勝しているところからコーナー4つの小回りも難なくこなせるだろうし、皐月賞ではダノンベルーガより上にくるのではないかと考える。

 

7枠15番 ラーグルフ
5戦2勝(2.0.1.2)

ホープフルSの3着馬。ただしその後の弥生賞では最下位に。謎の大敗に見えるが、個人的には調教の動きがホープフルSと比較してかなり重苦しかったし、-10キロの馬体重も痛手だったのだろうと敗戦が明確である。なのでこの馬を買うかどうかの判断は調教次第としたいが、基本的には無印の方向。

 

8枠16番 デシエルト
3戦3勝(3.0.0.0)

若葉Sの勝ち馬。あの勝利ジョッキーインタビューの感じから皐月賞でも勝ち負けできると鞍上は考えているのだろう。確かにインパクトのある勝ち方だったし勝ち時計も悪くは無かったが、今回はメンバーレベルが一気に上がる。ここまでマイペースの逃げで勝ってきているだけに絡まれた時が脆い可能性も十分ある。というか脆いと考えている。過剰人気もしそうなので無印の方向だ。

8枠17番 マテンロウレオ
4戦2勝(2.0.0.2)

きさらぎ賞の勝ち馬。直行かと思われたが弥生賞を使ってきた上に10着と大敗を喫してしまった。この敗戦により一気に評価が難しくなったが、ハマった時の決め手は皐月賞のメンバーでもトップレベルのものがあるだろう。昆貢×ノリさんのゴールデンタッグで穴を開けるか?


8枠18番 イクイノックス
2戦2勝(2.0.0.0)

東スポ杯勝ち馬。注目のキタサンブラック産駒が東スポ杯から直行で皐月賞に駒を進めてきた。前走の東スポ杯は勝ち方もタイムも素晴らしく、今年の牡馬大将格であることは確か。ただし、東スポ杯からの直行はローテ的に疑問。さらに直前まで皐月賞に向かうか怪しかった状況から、大目標はダービーで皐月賞はあくまで権利取りが目的なのではないかと推測している。異例のローテで新時代を切り開く怪物となるか、注目はしておきたいが、印としては抑えまでの予定。

以上、皐月賞の全頭評価でした。難解な一戦を当てるヒントになれば幸いです。