とあるオタクの競馬日記

競馬予想ブログです。主に重賞について、「データと調教」から予想します。競馬予想は遊びじゃない!

有馬記念の全頭評価☆

お疲れ様です、かずやです!
いつもお世話になっております。

 

いよいよ2021年の総決算有馬記念ということで、恒例の全頭評価を行いました。
純粋な能力、コース・距離適性、現時点でのデキ映えでの評価となっております。
有馬記念の予想の参考になれば幸いです。
早速、全頭評価に移りたいと思います。
なお評価の順番は50音順となっております。

 

有馬記念全頭評価】

アカイイト 牝4歳
20戦5勝(5.4.1.10)
評価:重賞級

前走のエリザベス女王杯は10番人気の低評価を覆して見事に1着。大外から4コーナーで先頭集団に取り付き2馬身突き放して完勝という人気薄とは思えない走りでした。調教師が過去最高のデキと話していただけのことはあったと思います。今回はメンバーレベルがグンと上がるので前走ほどうまく行かないとは思いますが、同じようなレースができれば3着を拾える可能性があるのではないかと思います。

 

アサマノイタズラ 牡3歳
8戦2勝(2.1.1.4)
評価:重賞級

今年出走する3歳牡馬の中では1番格下です。前走の菊花賞も上がり最速の脚は使っているものの、勝ち馬から1.4秒差の9着で完敗です。本来なら強気の無印なのですが、今回明らかにここ2戦より状態が良いです。追い切りの動きが良くなっているのを感じます。勝ち負けは厳しいと思いますが、無欲の後方待機に徹したときに馬券内に突っ込んでくる可能性は十分あると思います。穴馬として推奨します。

 

アリストテレス 牡4歳
14戦4勝(4.6.0.4)
評価:実力上位

菊花賞で最後までコントレイルを苦しめた馬。その後のAJCCで完勝しており、今年の中長距離路線の中心の一頭になると思いましたが、阪神大賞典以降は振るわない印象。4歳世代のレベルが低かったと言われる所以の一つですね…。果敢に攻めて9着と敗れたジャパンカップの評価が難しいところですが、スムーズに走れれば馬券内に入れる力は持っていると思います。

 

ウインキートス 牝4歳
19戦5勝(5.6.3.5)
評価:GⅡ級

今年の目黒記念1着、オールカマー2着。着実に力をつけてきた1頭です。ただし、前走の10着が不満の残る内容過ぎます。他の有力馬に比べたら、デキもコース適性も上だったしスムーズに走れてもいたのに完敗です。ハイペースがテンでダメなのか、それともGⅠでやれる実力にないのか。判断が非常に難しい馬ですが、少なくとも当てにはしづらいタイプ。資金に余裕があるなら抑える程度の考えで良いと思います。

 

エフフォーリア 牡3歳
6戦5勝(5.1.0.0)
評価:超GⅠ級の3歳No.1

いいかげん認めます。めちゃくちゃ強いです。前走の天皇賞秋ではコントレイル、グランアレグリアといったスーパースター2頭に完勝。ピタッと折り合った2コーナーでほぼ勝ちを確信する強さでした。オールマイティにこなせる馬でものすごく死角が少ない馬。かなりの重馬場になるか、ガツンとかかりさえしなければ馬券内は確実と言えるでしょう。稀代のグランプリホース・クロノジェネシスは強敵ですが、来年の日本競馬界を背負う立場の馬としてふさわしいレースを期待します。

 

キセキ 牡7歳
31戦4勝(4.6.6.15)
評価:実力上位の古豪

2017年の菊花賞馬もとうとうラストランです。菊花賞以来勝ちはないもののコンスタントに頑張っているなと思います。7歳になっても大きな衰えを感じず相手なりに走っていますので着を拾っても不思議ではありません。ただし有馬記念のデータ的には基本的に3.4.5歳の馬で決まるレースなので分が悪いと感じます。

 

クロノジェネシス 牝5歳
16戦8勝(8.3.3.2)
評価:現役最強の古馬

グランプリ3勝。実力については今更言う必要ないでしょう。間違いなく現役最強の古馬です。不安点があるなら、あの超タフだった凱旋門賞を走った後の疲労だけでしたが、調教を見る限り全く問題なし。巷では調教の動きがイマイチと言われていますが、この馬いつも調教では動かないんで問題ないです。現役ラストにふさわしい調整過程だと思います。グランアレグリア、ラヴズオンリーユーといった同世代の3冠を分け合った2頭は有終の美を飾っています。この馬も勝って伝説を残せるか。最強の挑戦者との真っ向勝負に期待します。

 

シャドウディーヴァ 牝5歳
24戦3勝(3.5.3.13)
評価:重賞級

前走のジャパンカップで超大穴推奨した馬。想定と全く違う先行策で7着は大健闘。完全に本格化を迎えたと言えるでしょう。しかし本質は東京マイル~2000を適距離とする馬。コーナー6つのトリッキーな中山2500は本質とはかけ離れたコースですので、追い込みに徹したとしても厳しいとは思いますが…。

 

ステラヴェローチェ 牡3歳
8戦3勝(3.1.2.2)
評価:実力上位の3歳牡馬

クラシック皆勤賞で皐月賞3着、ダービー3着、菊花賞4着と世代トップクラスの実力を示しています。3000の距離よりは2500の方があっていると思うので距離短縮はプラスに働くでしょう。3番手評価予定だったのですが、少し気がかりなのは、1週前追い切りの動きです。春先や神戸新聞杯前に比べると動きが重たい気がします。時計的にも普段よりやや遅めです。神戸新聞杯を10割とすると、今回は8~9割の仕上がりといったところでしょうか。馬券内の有力候補ではありますが、3番手にするかは微妙なデキと言っておきます。

 

タイトルホルダー 牡3歳
8戦3勝(3.2.0.3)
評価:実力上位の3歳牡馬

今年の菊花賞馬です。長距離適性があるとは思っていましたが、5馬身もちぎって逃げ切ってしまうとは思いませんでした。完璧なレースでした。過去10年でその年の菊花賞馬が有馬記念に出走したときの複勝率は100%。相性は抜群に良いです。
ただし、この馬は非常に乗り難しい馬です。切れる脚を持っておらず、過去に上がり1位どころか2位もない典型的なスタミナタイプの先行馬。かなり騎手の手腕が問われるタイプで、テン乗りは難しいと感じます。また同型のパンサラッサがスピードの違いでハナを取ると予想されるので、前走のようには逃げられないと思います。さらにペースをかき乱すキセキがいるのもネックです。厳しい戦いになると思います。

 

ディープボンド 牡4歳
14戦4勝(4.2.1.7)
評価:実力上位

今年の天皇賞春の2着馬で根っからのステイヤー。前走の凱旋門賞はダントツの最下位で故障の心配もされましたが、あのタフな馬場にやられただけのようで特に問題も無く有馬記念に駒を進めてきました。追い切りの動きを見る限りは、春先と変わらぬデキだと感じます。凱旋門賞組の複勝率が悪いことは100も承知ですが、デキの良さと距離適性から確実に買いたい1頭と考えています。

 

パンサラッサ 牡4歳
17戦4勝(4.4.0.9)
評価:重賞級

前走の福島記念はお見事でした。入りの5F-57.3という超ハイペースで完勝したのは、ものすごく驚きました。かなり力をつけたと思います。ただし、本質的に2000がギリギリの馬ですし、今回はメンバーレベルが格段にアップします。掲示板も厳しいでしょう。

 

ペルシアンナイト 牡7歳
35戦4勝(4.5.4.22)
評価:重賞級

2017年のマイルCS勝ち馬です。その後勝ち星はないもののマイルから中距離で度々良い走りを見せております。7歳ということもあり流石に厳しいとは思いますが、完全に消しとも言い切れないところがあります。Cデムーロを確保しているのも不気味です。私はデータと最近のこの馬のGⅠ成績を鑑みて買いませんが、余裕がある人は抑えておいた方が良いとは思います。

 

メロディーレーン 牝5歳
25戦4勝(4.0.3.18)
評価:オープン級

2頭連続でオープン馬を生み出したメーヴェはいい繁殖牝馬だなと思います。

 

モズベッロ 牡5歳
戦績22戦4勝(4.4.1.13)
評価:GⅡ級

重たく時計のかかる馬場になったら抑えましょう。

 

ユーキャンスマイル 牡6歳
戦績24戦6勝(6.4.1.13)
評価:GⅢ級

去年の秋からリズムを崩してしまったのか、好走時とは別馬に感じます。調教でガラリ一変があれば抑えても良いのですが、正直GⅠで馬券内に入れる力は残っていません。よっぽどの事情が無い限り消しです。

 

以上、全頭評価でした☆