とあるオタクの競馬日記

競馬予想ブログです。主に重賞について、「データと調教」から予想します。競馬予想は遊びじゃない!

有馬記念の全頭評価☆

こんばんは、かずやです!
いつもお世話になっております。

 

さぁ2020年の総決算「有馬記念」です。
コロナに振り回された1年でしたが、牡馬牝馬で無敗の3冠馬が誕生したり、アーモンドアイが初の8冠を達成したり、この3頭がジャパンカップで激突してアーモンドアイが有終の美を飾ったりと大いに盛り上がった年でもありました。
今年の有馬記念はこの3頭こそ出ませんが、春のグランプリホースのクロノジェネシス天皇賞春を連覇したフィエールマンなど好メンバーが揃いました。
ということで、グランプリ恒例の全頭評価を行いたいと思います。
記載はnetkeibaの人気順かつ出走可能ラインに入っている馬を対象にしたいと思います。

 

有馬記念全頭評価〉

クロノジェネシス

現役トップクラスの牝馬です。12戦して掲示板を外したことはなく、馬券外もエリザベス女王杯の5着のみの堅実派です。今年に入ってからいよいよ本格化した様子で、4戦とも非常に良いレースをしております。前走の天皇賞秋はスタート後にやや不利を受けた影響もあり3着だったものの、適正とは言えないコースでアーモンドアイ・フィエールマンに次ぐ3着は十分な結果だと思います。有馬記念のような力のいる馬場・小回りコースは得意分野で春秋グランプリ制覇実現の可能性はかなり高いものに見えます。正直隙が見当たらないです(笑)

 

フィエールマン

現役トップクラスの牡馬です。11戦して掲示板を外したのは凱旋門賞のみで、馬券外も凱旋門賞とその帰国初戦だった昨年の有馬記念の4着のみでこの馬も堅実派です。体質的に弱いところがあり、使い込めないのがネックですが、その分フレッシュであることも事実。前走の天皇賞秋は熱発の一頓挫およびスタート後の不利があったのにも関わらず上がり32.9という驚異の末脚で2着まで追い込みました。菊花賞天皇賞春2連覇というGⅠ3勝馬ステイヤーに見えますが能力が高くて走っているだけで、ベストは東京2400や今回の有馬記念のような舞台でしょう。小回り、大箱どちらでも確実に脚が使えるのが強みです。前走より臨戦過程がよく、ベストの舞台でルメールを確保した今回は勝ち負けを意識したいところ。この馬も隙が見当たらないです(笑)

 

ラッキーライラック

今回が引退レースで現役トップクラスの牝馬です。アーモンドアイと同世代にもかかわらずGⅠを4勝もしている優秀な牝馬です。牡馬顔負けの馬体をフルに使い好位から力強く抜け出すのが持ち味です。距離はギリギリかなと思います。ぬかるんだ馬場や力のいる馬場は苦手なので避けたいところです。引退レースにして福永のテン乗りかぁという気持ちですが、裏を返せば福永を起用して勝負に来ているということ(個人的にはかつての主戦だった石橋脩に乗ってしかったが)。アーモンドアイがいたからクラシックに縁がありませんでしたが、やはりこの馬も強かったと思わせるようなレースを期待したいです。

 

レンブーケドール

実力上位の牝馬です。(2.6.2.2)の成績が示す通り勝ちきれない馬で、池添謙一が抜擢されたのは最後の一押しを決められると期待されたからでしょう。前走のジャパンカップでは直線で一旦先頭にたったりデアリングタクトの鼻差だったりと見せ場十分の4着でした。ディープ産駒だが上がり最速は過去に1度しかなく切れ味勝負になると分が悪いです。コース、距離問わないオールマイティなところが強みです。国枝厩舎の次の看板娘としてその走りに期待がかかります。

 

ワールドプレミア

昨年の菊花賞馬です。体質が弱く思ったようにレースを使えていない現状ですが、ここまで8戦堅実な走りを見せており、昨年の有馬記念以来の11ヵ月ぶりだった前走のジャパンカップでも、あの超豪華メンバーの中6着には来ています。叩き2戦目の今回は間違いなく上昇が見込めるのに加えて、コース適正も昨年の有馬記念3着で証明済みです。陣営としても今シーズン順調に使えなかった鬱憤を晴らしたいところでしょう。もちろん上位評価です。

 

 

オーソリティ

今年の3歳牡馬筆頭格です。弥生賞3着の後は皐月賞の権利を放棄して青葉賞→ダービーというローテを組みましたが、青葉賞勝利後に骨折が判明し無念のリタイヤ。復帰戦の前走アルゼンチン共和国杯では初の古馬との対戦・大外枠という条件の中、見事な勝ちを収めました。ただし、前走は2着ラストドラフト、3着サンアップルトン。メンバー的にもGⅡとは思えない構成だったのでレースレベルには疑問が残ります。加えて今年の3歳牡馬上位クラスがそろっていた、ホープフルS弥生賞では5.3着と完敗しています。3歳馬は魅力ですがだが軸にはしづらく馬券的にも余裕があればといったところでしょうか。

 

・キセキ

実力上位の古豪です。菊花賞を最後に勝利がなく、好走と凡走を繰り返しているもののハマりさえすれば上位争いできる実力を維持できています。前走のジャパンカップでは暴走した大逃げとなって残り400くらいで失速しましたがそれでも8着に粘りこみました。スタートが決まるか分からない、かかりくせがあるなど父ルーラーシップを彷彿とさせるじゃじゃ馬っぷりを見せていますが個性的キャラで人気のある一頭。引退レースになると思いますがこの馬らしい大味な競馬を見せてほしいです。馬券的には軸にしづらいので来たらラッキー程度に抑えておくのをオススメします。雨で馬場が重たくなれば確実に抑えておきましょう。

 

・ラヴズオンリーユー

実力上位の牝馬です。昨年は無敗でオークスを制覇するなど今後の活躍がかなり期待されましたが、今年に入ってからはドバイ国際競争の中止などの影響が大きかったのか思ったような結果が残せていません。素質は非常に高く能力全開なら今年のメンバーでも互角に戦えると思います。前走のエリザベス女王杯3着は結果だけ見れば無難ですが、8割くらいの仕上がりでここを使ってさらに良くなると考えていた中での3着でしたので十分な結果だと考えています。無印はないと思いますが現状評価が難しい馬です。調教から判断しやすい馬なので最終追い切りでの仕上がりを見て評価を決定したいと思います。

 

・ブラストワンピース

2年前のグランプリホースです。4歳以上牡馬の代表格になると思われていましたが、そこからGⅠで思ったように結果が残せず現在に至ります。好走しそうな条件や抜群に見える仕上がりで凡走しておりピークは過ぎたのかなという印象です。最近は調教の動きも物足りなさを感じています。せめて3歳の同時期くらいの活気が戻ってこなければいらないでしょう。

 

・バビット

今年の4月から一気の4連勝で重賞2勝をあげた3歳馬です。前走の菊花賞は3番人気10着と大きく裏切る形となりましたが、逃げ馬に厳しいレースかつキメラヴェリテの大逃げで前が早くなったので仕方なかったと言えるでしょう。舞台適正は高くマイペースに持ち込んで逃げれば上位進出も可能でしょう。しかし、スローに落とし込んだ時の勝ちが多く時計勝負になると不安が残ります。またキセキやトーラスジェミニ(除外対象)の存在もあり展開的は向かない可能性が高いのではないかなと思います。抑えまででしょう。

 

・サラキア

今年の夏から突然本格化した牝馬です。前走のエリザベス女王杯ではラッキーライラックを交わすかのような勢いで猛然と追い込み、上がり最速で2着に浮上しました。マイルくらいの距離でしか走らないと思っていたのですが、前走を見る限り直線勝負にかければ2500まで持ちそうです。本格化して変化したことと言えば調教内容。今までは坂路でしかタイムが出ず、ウッドだと行きたがるようなしぐさも見られたのですが、近走はウッド長めでラッキーライラックやラヴズオンリーユーと遜色ないタイムを出すことができています。今回も1週前追い切りは素晴らしいものだったので、折り合ってじっと後方に構えれば馬券圏内突入もありえるでしょう。

 

・ユーキャンスマイル

GⅡクラスの馬です。前走のジャパンカップでは12着と歯が立ちませんでしたが、それまではほとんど掲示板内にくる堅実な走りを見せていました。オールマイティにこなせる一方決め手に欠ける印象があります。加えてスタート後すぐにスピードに乗ることができずポジションが後ろ寄りになってしまうことがネックです。そこがGⅠであと一歩馬券内に届かない原因なのでしょう。私の印象としてはカレンブーケドールの下位互換といったところです。大きな変わり身を見せない限りは厳しい戦いになるでしょう。

 

・オセアグレイト

重賞クラスの長距離馬です。個人的に4戦連続で本命を打っている思い入れのある馬です(前走やっと勝ってくれて非常に嬉しい)。先行してスタミナを活かして粘りこみをはかるタイプ。そのため相手の脚色が衰えなかったり時計勝負になると分が悪いです。内枠引ければ抑えても良いかなとは思いますが、臨戦過程や実力を鑑みると厳しい戦いになることは間違いないでしょう。来年の天皇賞春に期待したいと思います。

 

 

ペルシアンナイト

3年前のマイルCS勝馬です。ハッキリ言って距離的にも能力的にも厳しいです。除外対象馬に面白い存在がいるので個人的には回避してほしいと思っています。

 

・モズベッロ

重賞クラスの新興勢力の一頭です。着実に力をつけており、宝塚記念では3着に入る激走を見せました。順調に使われていれば面白い存在ではあったのですが、今回は宝塚記念ぶりのレース。過去20年を遡っても秋以降にレースを使っていない馬の馬券内は1度もないので買わなくてよいでしょう。

 

・クレッシェンドラヴ

重賞クラスの馬です。ミッキースワローの回避により滑り込みでの出走が確定しました。まくりを得意としており中山や福島で実績をあげています。しかしGⅢまで。GⅡ以上になると得意コースでも掲示板が精一杯な現状です。得意な中山ですが馬券内は厳しいと思います。

 

 

以上、現時点での有馬記念全頭評価でした。
追い切りを踏まえたうえでの最終結論を27日にアップしますのでよろしければ閲覧の方よろしくお願いいたしますm(__)m