とあるオタクの競馬日記

競馬予想ブログです。主に重賞について、「データと調教」から予想します。競馬予想は遊びじゃない!

3頭の三冠馬とその他注目馬のお話

お疲れさまです、かずやです!
今週はいよいよ史上最高の頂上決戦「ジャパンカップ」ですね!!!
サートゥルナーリアの怪我による回避が非常に残念ですが、この馬が4番手評価になるくらいの好メンバーです。なんて言ったって無敗の三冠馬のコントレイル・デアリングタクトと8冠馬のアーモンドアイが激突するんですからね。生きている内にこんなドリームレースが開催されるとは夢にも思っていませんでした。それだけにぜひとも現地で見たかった…(本日当落にて落選しました)。現地で見られる超幸運な方はこの一大決戦を目に焼き付けてください。そして後世に語り継いでください(これは大袈裟)。

 

さて、今回はせっかくのドリームレースですから現時点での3頭の僕なりの序列とここに割って入る余地のありそうな馬について述べたいと思います。サートゥルナーリアの回避でけっこうモチベーション下がってはいるんですけどね(笑)(本気で単勝で大勝負しようかと思っていたんでね)

 

アーモンドアイ 14戦10勝(10.2.1.1)
間違いなく歴代最強牝馬の1頭です。東京芝2000だったら歴代最強と言っても過言ではないと思っています。個人的に大好きな馬の1頭で桜花賞ヴィクトリアマイルの2戦を除く全てのGⅠで本命を打っています。
この馬の持ち味は圧倒的トップスピードと切れる脚です(最近3歳時に見せていた切れ味の方はなくなってきていますが)。好位からすっと抜け出し、上がり最速クラスの脚を繰り出して後続を完封するのが特徴です。
ただし距離適性が1600~2200、ベストパフォーマンスを出せるのは東京1600~2000だと考えます。東京2400のレコードホルダーですがあれは3歳の軽い斤量かつ全盛期だから出せたものだと思っていますし、昨年ジャパンカップに出ていても正直勝てたかは怪しいものだと思っております(メンバーレベルがかなり低かったので実力の違いで押し切りそうですが)。
さらに前走時に感じたのですがやや能力に衰えが見え始めていると思います。相手が現役古馬最強クラスのフィエールマン、クロノジェネシスだったとはいえ、ベストの舞台であわやのところまで詰められるのは以前ならありえないことです。しかもフィエールマンとクロノジェネシスはお世辞にも東京2000が向いているとは言えません。
もう一つ加えるなら、あくまで推測の話ですが当初はこのレースに出るつもりではなく香港カップで引退を考えていたと思います。それがコロナの情勢+非ノーザン系の三冠馬2頭が参戦という状況からジャパンカップに矛先を変えたのだと思っております。
以上のことから、アーモンドアイはかなり厳しい立ち位置にいると考え、3強の中では実力2番手評価、総合的判断で3番手評価とします。

 

コントレイル 7戦7勝
今年の牡馬無敗の三冠馬であり、父ディープインパクトと2代に渡って無敗の三冠を達成した怪物です。昨年の東スポ杯での圧巻のレコード勝ちを見たときに来年のダービー馬はこいつだなとブログであげていました(まさか無敗で三冠を取るとは思ってもいませんでしたがw)。
この馬の持ち味は切れと勝負根性です。勝負根性?と思うかもしれませんが前走の菊花賞の勝利はまさに勝負根性のたまものですし、皐月賞もサリオスをねじ伏せることができたのは勝負根性があったからだと思います。距離適性は1800~2500で東京1800~2000がベストパフォーマンスを出せるコースじゃないかなぁと思っています。まともな状態で戦えば3強の中で最強だと思っています。
ただし、前述したとおり「まともな」状態で戦えばの話です。正直前走の菊花賞の激闘の影響が残っていると感じています。というか残らないわけがないです(笑)。その証拠が1週前追い切り。いつも併せ馬で楽に先着する馬が遅れをとります。タイムは速いものが出ているので相手が速すぎただけかもしれませんがそれでも違和感を覚えます。勝負根性がある馬なだけに食い下がらなかったのもなおさら怪しいです。最終追い切りでしっかりと状態を見極めたいと思いますが現時点では実力1番手評価、総合的判断で2番手評価です。

 

・デアリングタクト 5戦5勝
今年の無敗の牝馬三冠馬であり、史上初の無敗での牝馬三冠馬です。エピファネイアの初年度産駒でもあります。エピファネイアすげーな(小並感)。正直桜花賞を勝つまではそんな強いのと戦っていない中で切れ味を見せている馬で所詮ノルマンディーの馬よと超舐めていました(笑)。しかし、桜花賞ではあの極悪馬場の中で他馬を力でねじ伏せており、オークスでは絶望的な位置から差しきるといった圧倒的強さを見せつけられました。この時点で同世代の牝馬には敵がいないなと確信させられております。
この馬の持ち味は切れと力強さです。切れ味については言わずもがなですが、この馬を語る上でその力強さは欠かせないと思います。タフさと言ってもいいかなと思うのですが、これだと体質面の話になりそうなので力強さとさせていただきました。桜花賞秋華賞が良い例です。切れたというより力強く直線を駆け抜けたというイメージですね。これは父エピファネイアのいいところを引き継いだのだと思います。この力強さがエンジンがかかってからのノビに、ひいては他馬との推進力の違いにつながっていると思います。距離適性については1番分からない馬ですが、おそらく1600~2500で京都・阪神外周り1600がベストパフォーマンスを発揮できるコースかなと思います。
状態面は3強の中で1番良いと考えられます。秋2戦目でかつ前走の消耗度合いが1番低いと考えるからです。1週前追い切りも栗東ウッドで素晴らしい動きを披露しており、ジャパンカップに向けて万全の仕上がりだなと感じます。ただし、絶対能力についてはやや疑問があります。確かに強い馬ですが、同世代の牝馬としかほとんど戦っておらず、その同世代の牝馬はレベルが低いと思います(これについてはコントレイルにも同じことが言えるように感じますが…)。GⅠ級の馬が複数頭出走するのは今回が初めてで、この馬の真価が問われるレースとなるでしょう。現時点では実力3番手評価、総合的判断で1番手評価です。

 

さて、3強の評価は以上として、ここからは3強に割って入る可能性のある馬を取り上げたいと思います。ちなみに個人的見解ですが3強で決まることは9割方ないだろうなと思っています。全頭飛ぶ確率はほぼ0%、2頭飛ぶ確率が15%、1頭飛ぶ確率が75%、3強で決まる確率が10%ほどでしょうか。サートゥルナーリアがいたら頭も危ないと思っていましたがこの馬の回避でほぼ100%3強の中から勝ちが出ると思いますので、2.3着候補を推奨したいと思います。

 

・候補1:カレンブーケドール 11戦2勝(2.6.2.1)
昨年のジャパンカップ2着馬で、おそらく4番人気です。中々勝ちきれないタイプですが堅実タイプでクイーンC4着を除いて全て馬券内に来ています。春先はコロナの影響や順調さを欠く部分があり京都記念のみとなってしまいましたが、この秋はオールカマーをステップにここまで順調にこれています。特に1週前追い切りでは美浦の坂路でその日の1番時計を出しているくらいバリバリに動いています。そしてまたまた推測の話ですが、国枝先生はアーモンドアイよりカレンブーケドールの方がジャパンカップに向いているとみているのではないかと思います。なぜならこちらはオールカマーが終わった時点でエリザベス女王杯ではなくジャパンカップを目標と明言していたからです。以上のことから、勝ちきることはないと思いますが2.3着の可能性は非常に高いと思っております。

 

・候補2:ユーキャンスマイル 17戦6勝(6.3.1.7)
昨年のジャパンカップ5着馬で、キセキと人気を分け合う7.8番人気だと思います。戦績だけ見ると上記の馬たちから格落ちしますが実はこの馬も相当堅実タイプで、2018年の阿賀野川特別以来実に11戦掲示板を外していません。さらに東京2400という舞台はこの馬にとってベストパフォーマンスを発揮できるコースだと見ております。昨年はスタート後にバランスを崩してポジションを下げてしまったことが全てだと考えているので、中団のインくらいの位置にポジションが取れれば岩田騎手が大仕事をやってくれると思います。

 

候補は以上です。グローリーヴェイズ、ワールドプレミア、キセキも有力どころではあるのですが、状態面やコースを考えたときに今回ではないだろうなと感じております(最終追い切りを見て気が変わるかもしれませんが)。
長々となりましたがこれにて考察を終わります。次回は土曜日に京都2歳Sの予想をあげますので、よかったら見てください。では(^^)/